ルネサンス期のイタリアの皮革芸術を日本で再現し誕生した、「金唐革」の小物入れ(名刺入れサイズ)です。 なめした牛革に特殊な金属箔を貼り、金型を使って浮き出し模様を付け、丁寧に彩色を施し作られた金唐革。 縫製に使われている緻密な技法は「閑清縫い(かんせいぬい)」といい、江戸時代に煙草入れなどに用いられ 発展しましたが、一度は途絶えていたもの。 工房「TOUBOKKA (トウボッカ)」さんの手により蘇り、現在では職人の大変希少な縫製方法として、 その技術を留めています。 柄はザクロやユリの花と共に、ラッパや矢を持つ愛らしい天使が表現され、 留め具の部分は細かな細工を施した鹿の角がアクセントになっています。 現代に息を吹き返した和洋折衷の芸術品を持ち歩くような気分で、 薬入れ・小物入れなどとしても、性別を問わずお使いいただけます。 ■ 金唐革 〜CUOI D'ORO〜(クオイ・ドーロ/黄金の革)とは イタリア・ルネサンス期からロココ時代の終わり頃まで、約 300年の間にだけ作られたヨーロッパの皮革芸術品です。 主に宮殿や寺院、庁舎などの壁面装飾に使われていましたが、時代の変化とともにその技術は失われてしまい、 「幻の皮革芸術」と呼ばれてきました。 日本では明治から大正にかけて、小さな切片を袋物などに仕立てることが大流行、金唐革と呼ばれ、 それを模した金唐紙という新しい工芸技術まで生まれたほどでした。 そして時を経た現在、古い切片を科学的に分析することによって当時の技術を復元し、制作されたのが この金唐革シリーズです。
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金唐革 閑清縫名刺・カード入れ「柘榴」・「百合」
96,800 円(税込)
日本製
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金唐革 パーティーバッグ漆仕上げ(2wayクラッチ)「華蔓草」
440,000円(税込)
金唐革 二つ折り札入れ「実り」
85,800円(税込)
金唐革 長財布「椿」
66,000円(税込)